連載「往復書簡:創作と批評と編集のあいだで」

小説家の藤谷治氏と本誌編集発行人の仲俣暁生が、出版や文学の現状と未来について往復書簡のかたちで語り合う連載企画です。

ロビンソンからの便り

2020年10月31日
posted by 仲俣暁生

第24信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 春先に新型コロナウイルスの感染症対策として日本全国に緊急事態宣言が出された頃に、藤谷さんから往復書簡のお返事をいただいた後、半年もそのままにしていました。10月の初めにいただい… 続きを読む

小説的官能について

2020年10月6日
posted by 藤谷 治

第23信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 仲俣さんの『失われた「文学」を求めて 文芸時評編』(つかだま書房)を拝読しました。それを機にこの往復書簡を、こちらから無理やり再開させて頂きます。 この一冊から得られるものは… 続きを読む

人類に必要な物語のために

2020年4月8日
posted by 藤谷 治

第22信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣様 ある程度きちんと日付を書きながらでないと、この話は複雑な印象を持たれてしまうかもしれませんから、煩わしさをこらえて読んでください。 2月29日の土曜日に、僕は青森県の八戸でトーク… 続きを読む

コロナ禍のなかで読み、書くということ

2020年4月4日
posted by 仲俣暁生

第21信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 1月の初めに前回のメールをいただいてから、またしてもズルズルとお返事を引き伸ばしているうちに、新型コロナウイルスの騒動が中国の武漢でもちあがり、やがて韓国の大邱に、そして日本で… 続きを読む

批評のありか

2020年1月7日
posted by 藤谷 治

第20信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。とりわけ、田中和生さん、瀧井朝世さんと共に毎年末来ていただいているB&Bでの「フィクショネス文学の教室」では… 続きを読む