連載「往復書簡:創作と批評と編集のあいだで」

小説家の藤谷治氏と本誌編集発行人の仲俣暁生が、出版や文学の現状と未来について往復書簡のかたちで語り合う連載企画です。

小説はデータではない

2019年7月29日
posted by 藤谷 治

第16信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 仲俣さんもご存知の通り、僕は今年から大学の教壇に立っています。講義の前半、春学期は7月17日に終わりました。成績をつける、という重責を除けば、やれひとまずお役御免かと思ってい… 続きを読む

いま「小説」は誰のためにあるのか

2019年7月25日
posted by 仲俣暁生

第15信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 いまの元号が発表される前夜にいただいた最後のメールへの返信が、なかなかできずにいました。この間にも出版界ではさまざまな事件が起きました。いや、むしろそれは「ネット上で起きた」と… 続きを読む

「新元号」の前夜より

2019年4月1日
posted by 藤谷 治

第14信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 前回のお手紙をいただいたのが2019年3月28日で、僕がこれを書いているのは3月31日です。29日には荻窪でお会いして、マキューアンの『贖罪』について楽しくお話ししました。 … 続きを読む

21世紀のモダン・クラシックスを考える

2019年3月28日
posted by 仲俣暁生

第13信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 明日の夜に、荻窪の本屋Titleというお店で藤谷さんをお招きして行うトークイベントの準備をしながら、このメールを書いています。せっかくなので今回の手紙は、この企画の趣旨を説明す… 続きを読む

生きてるうちから全集など考えないほうがいい

2019年2月28日
posted by 藤谷 治

第12信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 橋本治氏は、享年70とのことですが、夭折の感すらあります。山のような仕事をしながら、なお山のように仕事を残して亡くなりました。評価を定めるには時間がかかるでしょう。 僕は仲俣… 続きを読む