連載「往復書簡:創作と批評と編集のあいだで」

小説家の藤谷治氏と本誌編集発行人の仲俣暁生が、出版や文学の現状と未来について往復書簡のかたちで語り合う連載企画です。

突き破るべき地面はどこに

2019年8月28日
posted by 藤谷 治

第18信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 数年前に「フィクショネス」をたたみ、昨年は仕事と書庫のために借りていた「隠れ家」も引き払って、この一年はずっと自宅で仕事をしていたのですが、最近はまた河岸を変えています。 家… 続きを読む

インフラグラムから遠く離れて

2019年8月26日
posted by 仲俣暁生

第17信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 ここ数年すっかり当たり前になった酷暑も、どうやらお盆明けで一息つき、心身ともにようやくお返事を書ける状態になりました。体はともかく、気持ちのほうもぐったりしていたのは、8月のは… 続きを読む

小説はデータではない

2019年7月29日
posted by 藤谷 治

第16信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 仲俣さんもご存知の通り、僕は今年から大学の教壇に立っています。講義の前半、春学期は7月17日に終わりました。成績をつける、という重責を除けば、やれひとまずお役御免かと思ってい… 続きを読む

いま「小説」は誰のためにあるのか

2019年7月25日
posted by 仲俣暁生

第15信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 いまの元号が発表される前夜にいただいた最後のメールへの返信が、なかなかできずにいました。この間にも出版界ではさまざまな事件が起きました。いや、むしろそれは「ネット上で起きた」と… 続きを読む

「新元号」の前夜より

2019年4月1日
posted by 藤谷 治

第14信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 前回のお手紙をいただいたのが2019年3月28日で、僕がこれを書いているのは3月31日です。29日には荻窪でお会いして、マキューアンの『贖罪』について楽しくお話ししました。 … 続きを読む