コロナ禍に入って2年以上がたち、感染状況が落ち着いてきた2022年の6月、僕は旅に出た。目的地は山形県。ここは僕にとって、ずっと心残りだった地域。47都道府県の中で唯一宿泊したことがなかった。それに井上ひさしの蔵書を収め… 続きを読む
西牟田靖さんによる記事一覧
ジャーナリスト・惠谷治さんの死と蔵書大頒布会
2018年8月27日posted by 西牟田靖
引っ越したアパートの床が蔵書で埋まってしまった——というシーンから始まるエッセイ『本で床は抜けるのか』を本サイトに掲載したのが2012年。それ以来、蔵書をめぐるルポを書き続け、2015年には同名で書籍化、2018年には文… 続きを読む
その後の「本で床は抜けるのか」
2018年3月19日posted by 西牟田靖
最初の床抜け騒ぎから6年、「マガジン航」での連載をまとめた単行本が出てから3年がたった。そしてこのたび、中央公論新社から文庫版が出ることになった。各章ごとに新しい情報を加えて更新したり、その後の動きについて記した「文庫版… 続きを読む
地球の裏側にある日本語書店
2015年8月25日posted by 西牟田靖
「本で床は抜けるのか」の書籍版が発売されてから、早いものでもう5カ月経ってしまった。発売後、ウェブサイト版同様、好評をいただき、版を重ね、4刷に達した。また、6月にはボイジャーから電子版が発売された。「マガジン航」を発行… 続きを読む
床の抜けない「自分だけの部屋」のその後
2015年3月2日posted by 西牟田靖
妻が子どもを連れて家を出てからまもなく一年がたつ。それは一人暮らしを始めてからはや一年がたつ、ということでもある。去年の3月初旬といえば、別居が既定路線となっていたころだ。残された日々を淡々と、それでいて噛みしめるように… 続きを読む