第35信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 10月半ばの僕のフェイスブックの記事に、仲俣さんが恐らくは何の気なしに「時代小説なんてどうですか」と書いた、その一言に自分でも驚くほど触発されて、今の僕は平将門についてあれこ… 続きを読む
藤谷 治さんによる記事一覧
新しい野蛮状態の先へ
2022年8月18日posted by 藤谷 治
第33信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 降れば水害、照れば灼熱という日本の夏を、青息吐息というほどではないにせよ、息苦しく暮らしているうちに、広い社会では恐ろしい出来事が次々に起こりました。七月には元首相が選挙の応… 続きを読む
過去から届く未来の荒廃
2022年5月7日posted by 藤谷 治
第31信 藤谷治から仲俣暁生へ 仲俣暁生様 前にお便りを差し上げてからふた月ほど経ちましたが、ロシアのウクライナ侵攻はまだ続いています。前便で僕は判らないと書きました。今や混迷は言いようのないほど醜悪の度を増しています。… 続きを読む
戯画よりもグロテスクな
2022年3月1日posted by 藤谷 治
第30信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 仲俣さん、僕には判らないのです。僕がこの戦争についても、スラブ人の歴史や文化についてもほとんど何一つ知らないからでもあるでしょうけれど、もしかしたらこれは、世界中の誰もが判ら… 続きを読む
歴史という遠景について
2022年1月24日posted by 藤谷 治
第28信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 「マガジン航」の再起動、おめでとうございます。ご苦労も多いでしょうけれど、読者としても書き手としても、やはりこういうフィールドがあるのは嬉しいことです。 しかし一年間このやり… 続きを読む