藤谷 治さんによる記事一覧

「小説」を読むことは難しい

2018年10月29日
posted by 藤谷 治

第6信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 先日はお会いできて楽しかったです。お身体の具合がよくないと聞いていたので、いらっしゃらないだろうと思っていたのですが、案外お元気そうなので安心しました。 授賞式会場で見かけた人… 続きを読む

あまりにも「小説」が足りない

2018年10月4日
posted by 藤谷 治

第4信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 今年の九月は、雨の降らなかった日が二日しかなかったと、テレビの気象予報士がいっていました。洗濯物は乾かず、出かけるのも億劫です。 それなら家にいて仕事がはかどるかというと、そう… 続きを読む

近代文学の息の根が止まったあとに

2018年9月18日
posted by 藤谷 治

第2信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 僕が「フィクショネス」を始めたのは1998年7月のことでした。仲俣さんは最初期のお客さんでしたから、なんてことでしょう、知り合ってもう20年にもなるわけです。1998年は平成1… 続きを読む

都市と土着〜「ローカルメディアで〈地域〉を変える」に参加して

2016年8月9日
posted by 藤谷 治

「都会的なもの」と「土着的なもの」の軋轢を、探偵小説の形で書けないだろうかと、あれこれ考えている。 土地に根付いて生きる、というのがどういうことか、僕にはよく判らない。悪い意味での都会人(先祖代々の継承は何もなく、個人主… 続きを読む

新刊小説は滅亡について考えた方がいい

2015年12月4日
posted by 藤谷 治

雑誌「ダ・ヴィンチ」から「本をめぐる物語」を依頼された時、僕のよくない癖が出た。 依頼を逆手に取って、おそらくは先方の望んでいないであろう小説を書いてしまったのだ。前にも「卒業をめぐる物語」を依頼されて、いつまでたっても… 続きを読む