「マガジン航」のエディターズ・ノートは毎月1日に公開することにしているのだが、今月はどうしても考えがまとまらないまま最初の週末を越えてしまった。理由はほかでもない、出版物流の限界がはっきりと露呈してきたからであり、それを… 続きを読む
連載「月のはじめに考える-Editor’s Note」
「マガジン航」編集発行人が、毎月はじめにそのときどきの話題について解説する連載コラムを開始しました。
出版業界はブロッキング問題で岐路に立っている
2018年5月1日posted by 仲俣暁生
先月にまきおこった海賊版マンガ・アニメサイトに対する緊急ブロッキングをめぐる議論の推移をみていて、不思議に思ったことがある。展開があまりにも急だったこともあるが、決定までの経緯がクローズドなままなので憶測するしかないこと… 続きを読む
コミュニティ(Ours)の編集とデザイン
2018年4月2日posted by 仲俣暁生
クラウドファンディングによる出版プロジェクトが進められていた、故・渡辺保史さんの遺稿集『Designing Ours:「自分たち事」のデザイン』がようやく完成し、先週末に私の手元にも本が届いた。この本は2011年から20… 続きを読む
本の魅力を本自身に語らせるしくみ
2018年3月1日posted by 仲俣暁生
昨年から人文系出版社数社の編集者と「マガジン航」の発行元であるスタイル株式会社で、本にまつわる、あるウェブサイトの構想を進めてきた。私も運営委員会の一員として参加しているそのサイト、「Socrates-世界を生きる知恵」… 続きを読む
神保町ブックセンターは本の町を再起動させるか
2018年2月1日posted by 仲俣暁生
神保町交差点の角に立地し、ながらく「岩波ブックセンター」の名で親しまれてきた信山社は、同社の代表取締役会長だった柴田信さんの急逝により、2016年11月に休業・破産手続きにはいった。その後、用途が宙ぶらりになっていた「本… 続きを読む