あけましておめでとうございます。おかげさまで「マガジン航」は創刊11回目の新年を迎えることができました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 * * * この年末年始は、戦後の出版史にかんする本をずいぶん読んだ。い… 続きを読む
カテゴリー「連載企画」の記事一覧
代わり映えのなさ、という強さ
2019年12月28日posted by 仲俣暁生
第19信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 夏場に最後に手紙をやり取りしてから、またずいぶん間が開いてしまいました。去る10月に出版学会の催しとして行った「マガジン航」十周年の講演に、わざわざ足を運んでくださりありがとう… 続きを読む
第4回 『小林秀雄全作品』を売る者の悲劇
2019年12月19日posted by 谷頭 和希
思わぬ本に出会う、それがブックオフを歩く楽しみだ。そこで出会った意外な本をいったい誰が売ったのか、それはどんな経緯で売られたのか、考えると楽しみは尽きない。それもまた、ブックオフを楽しむ戦術かもしれない。そしてその奥には… 続きを読む
アイヒマンであってはならない
2019年12月6日posted by 仲俣暁生
今月のエディターズノートを書くのはとても気が重かった。題材は早くから決めていた。永江朗さんが『私は本屋が好きでした――あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)という本を出したことを知り、すぐに… 続きを読む
天気の次の話題を探して――「街の手帖 池上線」
2019年11月18日posted by 影山裕樹
東京生まれ、東京育ちの僕自身、まだほとんど開拓していないエリアがある。その一つが東急池上線沿線だ。東京都品川区の五反田駅と大田区の蒲田駅とを結ぶ東急電鉄(東急)が運営する池上線は、15駅、約20分ほどで五反田と蒲田をつな… 続きを読む