カテゴリー「連載企画」の記事一覧

出版をささえる「志」について

2020年1月5日
posted by 仲俣暁生

あけましておめでとうございます。おかげさまで「マガジン航」は創刊11回目の新年を迎えることができました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 *  *  * この年末年始は、戦後の出版史にかんする本をずいぶん読んだ。い… 続きを読む

代わり映えのなさ、という強さ

2019年12月28日
posted by 仲俣暁生

第19信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 夏場に最後に手紙をやり取りしてから、またずいぶん間が開いてしまいました。去る10月に出版学会の催しとして行った「マガジン航」十周年の講演に、わざわざ足を運んでくださりありがとう… 続きを読む

第4回 『小林秀雄全作品』を売る者の悲劇

2019年12月19日
posted by 谷頭 和希

思わぬ本に出会う、それがブックオフを歩く楽しみだ。そこで出会った意外な本をいったい誰が売ったのか、それはどんな経緯で売られたのか、考えると楽しみは尽きない。それもまた、ブックオフを楽しむ戦術かもしれない。そしてその奥には… 続きを読む

アイヒマンであってはならない

2019年12月6日
posted by 仲俣暁生

今月のエディターズノートを書くのはとても気が重かった。題材は早くから決めていた。永江朗さんが『私は本屋が好きでした――あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)という本を出したことを知り、すぐに… 続きを読む

天気の次の話題を探して――「街の手帖 池上線」

2019年11月18日
posted by 影山裕樹

東京生まれ、東京育ちの僕自身、まだほとんど開拓していないエリアがある。その一つが東急池上線沿線だ。東京都品川区の五反田駅と大田区の蒲田駅とを結ぶ東急電鉄(東急)が運営する池上線は、15駅、約20分ほどで五反田と蒲田をつな… 続きを読む