「図書館」という言葉から最初に連想するものはなんですかと問われたなら、本の貸出、新聞や雑誌の閲覧、調べもの、受験勉強……といったあたりを思い浮かべる人が多いのではないか。もしそこに「民主主義」という言葉が加わったら、はた… 続きを読む
仲俣暁生さんによる記事一覧
ベストセラーから読者直販へ――ORブックスのジョン・オークス氏に聞く
2019年4月23日posted by 仲俣暁生
2019年1月31日、来日中のジョン・オークス氏(OR ブックス共同経営者)と、彼を長い時間をかけて取材し『ベストセラーはもういらない』というノンフィクション作品を執筆したジャーナリストの秦隆司氏を招いての講演会「生き残… 続きを読む
21世紀に万葉集と出会い直す
2019年4月7日posted by 仲俣暁生
新しい元号の典拠となった効果で、万葉集関連本が売れているという。さっそく地元の町の本屋に出かけてみたら、岩波文庫の『万葉集(一)』と岩波新書の斎藤茂吉『万葉秀歌』(上下巻)が見つかった。新元号の典拠である第5巻「梅花の宴… 続きを読む
21世紀のモダン・クラシックスを考える
2019年3月28日posted by 仲俣暁生
第13信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 明日の夜に、荻窪の本屋Titleというお店で藤谷さんをお招きして行うトークイベントの準備をしながら、このメールを書いています。せっかくなので今回の手紙は、この企画の趣旨を説明す… 続きを読む
本を残す、本を活かす、本を殺す
2019年3月4日posted by 仲俣暁生
このところ、「本をどう残すか」ということをよく考える。個人の蔵書をどうするかといったレベルの話ではなく、物理的な書物だけの話でもない。本とはようするに「残された記録」のことだとすれば、考えるべきはさまざまな著作や文物を後… 続きを読む