今月のエディターズノートを書くのはとても気が重かった。題材は早くから決めていた。永江朗さんが『私は本屋が好きでした――あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)という本を出したことを知り、すぐに… 続きを読む
仲俣暁生さんによる記事一覧
奥多摩ブックフィールドに行ってきた
2019年11月8日posted by 仲俣暁生
三連休の初日である11月2日、奥多摩ブックフィールドに行ってきた。しばしば「東京の水がめ」と称される小河内貯水池(奥多摩湖)の突き当りに、旧奥多摩町立小河内小学校の建物を利用した多目的スペース「奥多摩フィールド」がある。… 続きを読む
「本の未来」はすでにいま、ここにある――創刊十周年を期して
2019年10月4日posted by 仲俣暁生
「マガジン航」は2009年10月20日に創刊された。ちょうど十年の節目にあたるので、当時のことを少し振り返ってみたい。 2009年はどんな年だったかといえば、グーグル・ブックサーチ集団訴訟の余波が日本に及んだ年である。こ… 続きを読む
表現の自由を支える「小さな場所」たち
2019年9月9日posted by 仲俣暁生
このエディターズノートはいつも月初に書くことにしているのだが、今月はあまりにも考えなくてはならないことが多すぎて、一週間以上もずれ込んでしまった。 先週はあいちトリエンナーレ2019を見るため、名古屋市と豊田市を駆け足で… 続きを読む
インフラグラムから遠く離れて
2019年8月26日posted by 仲俣暁生
第17信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 ここ数年すっかり当たり前になった酷暑も、どうやらお盆明けで一息つき、心身ともにようやくお返事を書ける状態になりました。体はともかく、気持ちのほうもぐったりしていたのは、8月のは… 続きを読む