毎年恒例の国際電子出版EXPOと東京国際ブックフェア(クリエイターEXPOなどと同時開催)が、今年も明日7月1日から4日まで東京ビッグサイトにて開催されます。「マガジン航」編集発行人の仲俣はボイジャーのブース(西1ホール 1F、小間番号8-4)にて2日の14:30から、本誌連載をもとに単行本化・電子書籍化された『本で床は抜けるのか』の著者・西牟田靖さんとのトークセッションに出演します。
また7月4日の午後14:30からは、東京国際ブックフェアの一環として行われる「本の学校 出版産業シンポジウム in 東京2015」(今年のテーマは『「本」をめぐる新たな見取り図』)の第三分科会『「本との出会い方」〜読書情報の変化とこれからの読者像』に大西隆幸さん(ブクログ)、久禮亮太さん(久禮書店〈KUREBOOKS〉店主)とともに登壇します(下の画像をクリックすると詳細PDFが表示されます)。
ボイジャーのブースでは今年も多彩なトークセッション
さて、国際電子出版EXPOの名物といえば、ボイジャーのブースでのトークセッション(詳細日程はこちら)。多彩な顔ぶれが連日登壇しますが、オススメはやはり2日でしょうか。この日は西牟田靖さんとのトークの前後に、11:00から『僕らの時代の本』の作者クレイグ・モドさん、16:00からは日本SF大賞を受賞した『オービタル・クラウド』の著者・藤井太洋さんとNPO法人日本独立作家同盟の鷹野凌さんとの対談などがあり、終日見逃せません。
片岡義男さんの無料セミナーも開催
今年はボイジャー主催の無料セミナーとして、4日の16:15より作家の片岡義男さんと批評家の佐々木敦さんによる「スローなデジにしてくれ〜片岡義男の全著作電子化計画〜」も開催されます。これは昨年7月から刊行がスタートしている池澤夏樹さんの電子出版プロジェクト「impala e-books」に続く大型の電子化プロジェクト。二つの試みがこれからどのように進展していくのか、「マガジン航」でもレポートしていきます。
さらに毎年恒例の小冊子(通称「白パンフ」)は、今年はカラー版『作家のために 読者のために』として登場。ボイジャーの電子出版システム「ロマンサー」についての小冊子『私自身のための出版』とあわせて会場で配布されます(下の画像をクリックでPDFを入手可)。なお、国際電子出版EXPOと東京国際ブックフェアの会場マップはこちらで入手できます。ぜひふるってご来場ください。
執筆者紹介
- 2009年10月に、株式会社ボイジャーを発行元として創刊。2015年からはアカデミック・リソース・ガイド株式会社からも発行支援をいただきあらたなスタートを切りました。2018年11月より下北沢オープンソースCafe内に「編集部」を開設。ウェブやモバイル、電子書籍等の普及を背景にメディア環境が激変するなか、本と人と社会の関係をめぐる良質な議論の場となることを目指します。
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