今年も東京国際ブックフェアが始まります

2016年9月22日
posted by 「マガジン航」編集部

毎年開催される本のお祭り「東京国際ブックフェア」が、9月23日〜25日にかけて今年も東京ビッグサイト(西展示棟 西2ホール1F)で開催されます。これまでは7月開催だったものが今年は9月開催に変更となり、読書の秋を感じさせるイベントになりました。ボイジャーは昨年まで、ブックフェアと同時に開催される「国際電子出版EXPO」に出展してきましたが、今年は東京国際ブックフェアへの出展となります。

今年のキャッチフレーズは、「これからの本の話をしよう」。同じタイトルの小冊子が会期中ボイジャーブースで配布されています(電子書籍版PDF版はネットでも公開)。なお、この小冊子には以下の記事が掲載されており、一部の記事が「マガジン航」にも転載されています。

・「電子出版、本気の時代」鎌田純子(ボイジャー 代表取締役)
・「菊とキティーちゃん――「かわいい」の力を日本は使いこなせるか」マット・アルト(株式会社アルトジャパン 取締役副社長)
・「世界への挑戦」藤井太洋(作家)
・「小豆島発の雑誌「その船にのって」ができるまで」平野公子 (メディア・プロデューサー)
・「ひとりの物書きの存在」片岡義男(作家)

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東京国際ブックフェアへの出展者は国内外の出版社が中心ですが、「電子書籍ゾーン」にはボイジャーのほかに、平河工業社、堀内印刷所、スターティアラボ、 デザインМプラス、東海データサービス、フロンティアマーケットが出展(会場マップはこちら)。また「本の学校 出版産業シンポジウム2016 in 東京」や「電子書籍 スペシャル座談会」など、各種のセミナーやシンポジウム(要・事前申し込み)、毎年恒例の「造本装幀 コンクール」も開催されます。

漫画家・佐藤秀峰さん、SF作家・藤井太洋さんらが登壇

ボイジャーブースでは、今年も多彩なスピーカーを迎えたトークが行われます。トークセッションのスケジュールは以下のとおりです(登壇者のプロフィルなど詳細はこちらを参照)。


9月23日(金)

10:30-11:00
こんにちはデジタル〜出版パワーは180°Webにシフトする
鎌田純子 (VOYAGER代表)

11:15〜12:15
本を動かせ!〜動画広告で秘めた魅力を手軽にアピール
小林尚道 (VOYAGER)

12:45-13:45
電子書籍の老舗「コミックシーモア」の書店運営を大公開!?
加藤公隆(NTTソルマーレ)

14:15-15:15
「秋マン!!」って、ご存知ですか?
岡本正史(集英社)

15:45-16:45
マンガ作家としてデジタルを真剣に考えた
佐藤秀峰(漫画家)


9月24日(土)

10:30-11:00
お手本を見て、まねするだけ〜Romancer入門講座
木村智也(VOYAGER)

11:15-12:15
絵があるだけで行く道が照らされる〜イラストレーターともっと手を組もうよ
ヘロシナキャメラ( イラストレーター)

12:45-13:45
菊とキティーちゃん〜刀を捨てた「かわいい」日本が素晴らしい
マット・アルト(株式会社アルトジャパン)
特別出演:マンガ多言語対応――『蝶のみちゆき』
佃 純次(リイド社)

14:15-15:15
世界への挑戦〜デジタル発――日本SF大賞作家は語る
藤井太洋(作家)

15:45-16:45
私ゃデジタルかじり虫〜ボイジャーのイメージビデオをつくりました
うるま[うるまでるび](スーパークリエーター)


9月25日(日)

10:30-11:10
Romancer Webと出版はひとつ〜デジタル出版はみんなのもの
萩野正昭 / 小池利明(VOYAGER)

11:15-12:15
誰でも いつでも どこからでも〜デジタル出版のさまざまな事例を紹介します
Romancer作家のみなさん(VOYAGER)

12:45-13:45
欣喜雀躍 ドラえもん デジタル〜台湾でこんなに元気!
黃詠雪(台湾・青文出版総経理)

14:15-15:15
デジタルだから故郷を発信できる
小豆島の若者たち

15:45-16:45
これからの本の話をしよう〜好きなことをやる、上を向いて歩こう、ヤ
鎌田純子 / Bob Stein / 萩野正昭(VOYAGER)


なお、会場内のボイジャーブースはコマ番号1 – 42です(位置はこちらの地図をご参照ください)。
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執筆者紹介

「マガジン航」編集部
2009年10月に、株式会社ボイジャーを発行元として創刊。2015年からはアカデミック・リソース・ガイド株式会社からも発行支援をいただきあらたなスタートを切りました。2018年11月より下北沢オープンソースCafe内に「編集部」を開設。ウェブやモバイル、電子書籍等の普及を背景にメディア環境が激変するなか、本と人と社会の関係をめぐる良質な議論の場となることを目指します。