東京国際ブックフェア2010に出展します

2010年7月4日
posted by 仲俣暁生

まもなく7月8日(木)から「東京国際ブックフェア2010」が開催されます。「マガジン航」の発行元であるボイジャーも、7月8日(木)から10日(土)まで、ブックフェアの本展および同時開催される「デジタルパブリッシングフェア」に出展します(詳細はこちらを参照)。

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今年のキャッチフレーズは「そして船は行く」です。このキャッチフレーズのロゴが入ったブックフェア用のパンフレットには、電子書籍ブームという波の高まるなかでボイジャーが考えている「本の未来」の姿が提示されています(7月19日追記:パンフレットのPDFファイルがこちらからダウンロードできるようになりました)。

パンフレットの掲載記事のなかから、ボイジャー執行役員・開発部長である小池利明氏による「ePUB 世界の標準と日本語の調和」を「マガジン航」に先行公開します。

このパンフレットにはさらに、ボイジャー代表取締役 萩野正昭氏による「T-Time―もっと遠く、もっと広く」、筑波大学附属視覚特別支援学校教諭の宇野和博氏による「読書バリアフリーをめざして」、青空文庫呼びかけ人でライターの富田倫生氏による「全書籍電子化計画を越えて―本のインターネットへの旅」といった記事が掲載されています。これらも随時「マガジン航」に転載していく予定です。

一般入場日である7月10日(土)には「デジタルパブリッシングフェア」のボイジャー・ブースにて、「マガジン航」の寄稿者を含むゲストを迎えたトークイベントも開催されます。この日は「マガジン航」編集人の私のほか、以下の方々にご登場いただきます。

・松井 進さん (バリアーフリー資料リソースセンター/副理事長) ※昨年の講演

・海上 忍さん(テクニカルライター)

・藤井あやさん(漫画家) ※寄稿していただいた記事

・米光一成さん(ゲーム作家/ライター) ※寄稿していただいた記事

・小飼 弾さん(「弾言」「決弾」の著者/ブロガー)

また7月9日(金)には、林信行さん(ITジャーナリスト)、大谷和利さん (テクノロジーライター)をお招きした対談式講演も開催します(※大谷さんの昨年の講演)。

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執筆者紹介

仲俣暁生
フリー編集者、文筆家。「シティロード」「ワイアード日本版(1994年創刊の第一期)」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、2009年にボイジャーと「本と出版の未来」を取材し報告するウェブ雑誌「マガジン航」を創刊。2015年より編集発行人となる。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、共編著『ブックビジネス2.0』(実業之日本社)、『編集進化論』(フィルムアート社)ほか。