連載「ブックオフは公共圏の夢を見るか」

ブックオフをはじめとする新古書店がはからずも体現している「公共性」。その積極的な価値を見出すことは、私たちをとりまく本の環境に対する見方を根底から考え直すヒントになるかもしれない。新鋭の書き手による連載、ご期待ください。

第1回 ブックオフという「図書館」の登場

2019年2月14日
posted by 谷頭 和希

二種類の「古本屋」から考える 突然だけれど、「古本屋」といわれたとき、あなたの頭にはどういった風景が思い浮かぶだろうか。 薄暗く狭い店内にぎっちりと本が重ねられ、店の奥ではこわそうな店主のおやじがぶすっとした顔で座ってい… 続きを読む