カテゴリー「本と電子書籍をめぐる読み物」の記事一覧

「知の赤十字社」にむけて 

2012年6月20日
posted by 前田邦宏

避難所となる大学やメディアそのものも被災した 震災後、初めて被災地を訪れたのは、2011年5月に東北大学医学部で行われた科学技術コミュニケーションの研究会に参加するためで、それは10年前に開館した日本で最も先進的な図書館… 続きを読む

復刊はもうひとつの出版の「本道」である

2012年6月6日
posted by 左田野渉

書籍の復刊は新聞書評に載らない仕事です。書評に取り上げられるのは、あくまで新刊書だけです。海外文芸作品の「新訳」なら取りあげられる可能性もなくはありませんが、復刊ではまず無理でしょう。また復刊書がベストセラーになることも… 続きを読む

電書メランコリーの蚊帳の外で

2012年3月5日
posted by Kazuya Yasui(夜鷹)

「マガジン航」への寄稿を編集人の仲俣氏より依頼された時、正直言って自分は「場違い」だろうと感じたものだ。 本や出版と聞いて「普通の人々」が最初に思い浮かべるのは書店で売られる小説や雑誌の類いである。物書きを生業として四半… 続きを読む

電子書籍の「探しにくさ」について

2012年1月6日
posted by 林 智彦

紙版が100万部を突破、12のストアでほぼ同時発売された電子書籍版も空前の売り上げを記録した『スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ』(講談社)。同書は内容のすばらしさもさることながら、「紙でも、電子でも」買える環境を新刊刊行と同時… 続きを読む

幻の小説「風流夢譚」を電子書籍化した理由

2011年12月14日
posted by 京谷六二

今から半世紀前、1960年12月号の雑誌「中央公論」に掲載された深沢七郎氏の短編小説「風流夢譚」は、以後、今日に至るまで海賊版を除けば活字化されたことはなく、いまやこの小説を読んだことのある人はほとんどいないどころか、そ… 続きを読む