キンドル到着

2009年10月23日
posted by 仲俣暁生

「マガジン航」の発行元ボイジャーに、キンドルが到着。さっそく若手スタッフがあれこれ試してみた様子を映像でお送りします。箱をあけると、いきなりアメリカの作家、ラルフ・エリソンの肖像画が。これにはちょっと驚きました。いつか日本語対応版ができるときは、漱石や鴎外の肖像画が表示されるのでしょうか。

私も自宅でさっそくキンドルを使いはじめていますが、電子ペーパーの画面は、思っていたよりずっと読みやすく(ページ送り時の画面暗転はやはり気になりますが)、音声読み上げ機能も英文を読む場合は便利です。ウェブブラウザの機能もついているので、通話時間を気にせず、海外のブログを閲覧できるのもいいですね。明日はキンドルを持って町に出てみようと思います。

執筆者紹介

仲俣暁生
フリー編集者、文筆家。「シティロード」「ワイアード日本版(1994年創刊の第一期)」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、2009年にボイジャーと「本と出版の未来」を取材し報告するウェブ雑誌「マガジン航」を創刊。2015年より編集発行人となる。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、共編著『ブックビジネス2.0』(実業之日本社)、『編集進化論』(フィルムアート社)ほか。