再び、被災地に電子テキストを

2016年4月16日
posted by 仲俣暁生

九州で連続して起きている大きな地震による被災者とその支援活動を応援するため、木楽舎の『災害支援手帖』がPDFで臨時公開されています。

・荻上チキ『災害支援手帖』(臨時公開版)
http://books.kirakusha.com/saigaishien/

また本誌の発行支援元でもあるアカデミック・リソース・ガイド(ARG)も、同社が発行する図書館専門誌「ライブラリー・リソース・ガイド」の「図書館と震災」をテーマにした第6号を全面的にオープンアクセス化しています。

・ライブラリー・リソース・ガイド(LRG) 第6号/2014年 冬号
http://www.slideshare.net/arg_editor/lrg-62014

・ライブラリー・リソース・ガイド(LRG) 第6号/2014年 冬号・特別寄稿「東日本大震災と図書館-図書館を支援するかたち」(熊谷慎一郎)
http://www.slideshare.net/arg_editor/lrg-62014-60941171

・ライブラリー・リソース・ガイド(LRG) 第6号/2014年 冬号・特集「図書館で学ぶ防災・災害」
http://www.slideshare.net/arg_editor/lrg-62014-60941231

さらに今回の地震以前から無償公開されていた、東京都発行の『東京防災』も役に立つページがあるかもしれません。

・東京防災(ウェブ版)
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/

・東京防災(Kindle版)
http://www.amazon.co.jp/dp/B01DJ6KDUS/

・東京防災(iBooks版)
https://itunes.apple.com/jp/book/dong-jing-fang-zai/id1097517786

[2016年4月24日追記]
『地震イツモノート』の「地震直後」の章と「避難生活」の章が再編集され、A4サイズのシートとしてダウンロード可能になりました。

・地震イツモプロジェクト編『地震イツモノート』(木楽舎/ポプラ社)
http://www.jishin-itsumo.com/category/note/

※こうした試みを行っている出版社(者)の方はぜひご連絡ください。リンク集として拡充していきます。


※2011年3月の東日本大震災の際には、直後に福島第一原発の事故が起き、東北地方の交通と情報のインフラが寸断されて出版物の流通が困難になったこともあり、被災者支援のため多くの出版社が書籍や雑誌、そしてアプリの無償公開を行いました。「マガジン航」ではそれらへのリンクをまとめ、「被災地に電子テキストを」という記事にまとめ、随時アップデートを行いました。

・被災地に電子テキストを
http://magazine-k.jp/2011/03/21/free-etext-for-quake-area/

現在では、このときに「公開」されたコンテンツのほとんどが非公開となりましたが、今回の震災にも役立つものについては、期間限定でもよいので、あらためて再公開されることを期待しています。

執筆者紹介

仲俣暁生
フリー編集者、文筆家。「シティロード」「ワイアード日本版(1994年創刊の第一期)」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、2009年にボイジャーと「本と出版の未来」を取材し報告するウェブ雑誌「マガジン航」を創刊。2015年より編集発行人となる。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、共編著『ブックビジネス2.0』(実業之日本社)、『編集進化論』(フィルムアート社)ほか。