二種類の「古本屋」から考える 突然だけれど、「古本屋」といわれたとき、あなたの頭にはどういった風景が思い浮かぶだろうか。 薄暗く狭い店内にぎっちりと本が重ねられ、店の奥ではこわそうな店主のおやじがぶすっとした顔で座ってい… 続きを読む
カテゴリー「連載企画」の記事一覧
あらためて、「浮上せよ」と活字は言う
2019年2月4日posted by 仲俣暁生
先月末に小説家の橋本治さんが亡くなられた。謹んでご冥福をお祈りいたします。 小説だけでなく評論やエッセイ、古典の翻案・現代語訳など多彩な本を著した橋本さんには、出版論であり書物論といってもよい著作がある。1993年に雑誌… 続きを読む
いま本をめぐる環境は、とてもよいのではないか
2019年1月7日posted by 仲俣暁生
あけましておめでとうございます。今年で「マガジン航」は創刊から10年を迎えることになります。 昨年は下北沢に誰でも来ていただける「編集室」をあらたに設けました。今年はこの場所を拠点に、ウェブメディア以外にもいろいろな活動… 続きを読む
闘争心が必要だ
2018年12月28日posted by 藤谷 治
第10信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 頭の中で果てしなく連想ゲームを膨らませてしまう僕は、人と話していてもいつの間にか、目の前の話題からかけ離れたことを考えたり言ったりしてしまうという、失礼な癖があります。仲俣さ… 続きを読む
運動体としての「文芸誌」に未来はあるか
2018年12月28日posted by 仲俣暁生
第9信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 早いものでこの往復書簡をはじめて3ヶ月になります。そのほかにも秋にはNovelJamという創作合宿イベントで審査員をお願いし、先日は本屋B&Bでの「文学の教室 年末番外編… 続きを読む