最終信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 仲俣さんの手紙を受け取って、僕はこの三十通以上ある往復書簡のところどころを拾い読みしてみました。 この数年間に私たちに起こった最大の「事件」は、いうまでもなく我々自身の老いです… 続きを読む
連載「往復書簡:創作と批評と編集のあいだで」
小説家の藤谷治氏と本誌編集発行人の仲俣暁生が、出版や文学の現状と未来について往復書簡のかたちで語り合う連載企画です。
暗闇のなかの小さな希望
2023年6月2日posted by 仲俣暁生
第38信(仲俣暁生から藤谷治へ) 藤谷治様 5月の連休中に思い立ってTwitterをやめました。Facebookはずいぶん前にやめていて、いまはそれらに費やしていた時間を、書き下ろしの本の執筆と読書に宛てています。先日、… 続きを読む
棺を蓋うて事定まる
2023年4月10日posted by 藤谷 治
第37信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 二人の偉大な日本人芸術家が、ともに三月のうちに亡くなったというのは、僕にとっても思うところの多い出来事でした。三日に大江健三郎氏が亡くなったと報道され、その死と業績について思… 続きを読む