例年夏休みが近づくと、書店の店頭では「新潮文庫の100冊」をはじめ、各出版社の文庫フェアが開催される。低価格でハンディな文庫本は、長いこと読書への入り口として機能してきた。ほとんどの文庫本は、すでに単行本として(あるいは… 続きを読む
連載「月のはじめに考える-Editor’s Note」
「マガジン航」編集発行人が、毎月はじめにそのときどきの話題について解説する連載コラムを開始しました。
福島県いわき市での、トランスローカルな対話
2017年7月1日posted by 仲俣暁生
6月17日と18日の2日間、雑誌「たたみかた」の創刊記念イベントに参加するため、福島県いわき市に行ってきた。「たたみかた」は今年の春にアタシ社から創刊された“30代のための社会文芸誌”で、創刊号の特集テーマは「福島」。と… 続きを読む
八戸ブックセンター訪問記
2017年6月1日posted by 仲俣暁生
昨年暮れに青森県八戸市にオープンした八戸ブックセンターのことがずっと気にかかっていた。あまり聞いたことのない「市営の書店」だということ、私の住む東京・下北沢で「本屋B&B」を経営している内沼晋太郎さんがそのディレ… 続きを読む
ガラパゴスからトランス・ローカルへ
2017年5月1日posted by 仲俣暁生
先日でた鹿島茂の『神田神保町書肆街考』(筑摩書房)は、世界的にもユニークな「本の街」である神田神保町の地誌と歴史を綴ったモノグラフィーとして、とても面白い本だった。 この浩瀚な著作が伝えてくれることの一つは、神田神保町が… 続きを読む
次世代のブックフェアを構想する
2017年4月1日posted by 仲俣暁生
先月のこの欄でも少し触れたが、3月1日にリードエグジビションジャパンが今年の東京国際ブックフェアの「休止」を発表した。これを報じた文化通信の記事によると「2018年9月の開催をめざす」とあるものの、存続するにしてもその意… 続きを読む