このたび、拙作「反偶然の共生空間――愛と正義のジョン・ロールズ」が第59回群像新人評論賞優秀作に選ばれた。関係者のみなさんに感謝しつつ、こういう経験は(少なくとも私の人生のなかでは)あまりないものだから、記念のため、ワザ… 続きを読む
カテゴリー「コラム」の記事一覧
村上春樹『職業としての小説家』への賛辞
2015年9月28日posted by 大原ケイ
季刊誌「マグナカルタ」Vol. 02(2013年 春号)で、なぜ数多いる日本人作家の中で村上春樹だけが突出して海外でも読まれているのか、というお題をいただいたことがあります。引き受ける際に「論と呼べるような持論は特になに… 続きを読む
地球の裏側にある日本語書店
2015年8月25日posted by 西牟田靖
「本で床は抜けるのか」の書籍版が発売されてから、早いものでもう5カ月経ってしまった。発売後、ウェブサイト版同様、好評をいただき、版を重ね、4刷に達した。また、6月にはボイジャーから電子版が発売された。「マガジン航」を発行… 続きを読む
小出版社の「産直」フェアに行ってきた
2015年8月21日posted by 仲俣暁生
東京の表参道交差点のすぐ近くに、山陽堂書店という小さな本屋があります。1945年5月の山の手空襲にも建物が耐え、逃げ込んだ多くの人の命を救ったという逸話もある、明治24年(1891年)創業の老舗です。構えは文字どおりの「… 続きを読む
「フリーライブラリアン」のすすめ
2015年8月8日posted by 伊達 文
私の肩書の一つは、フリーライブラリアンです。「図書館外で図書館司書のようなはたらきをする人」という意味で、数年前から使っています。 きっかけは、二つありました。一つ目は、司書のはたらきは人から必要とされている、けれど届い… 続きを読む