3月27日、東京堂書店にて、大澤聡と山本貴光の対談イベント「言葉が紡いだニッポンの批評空間――装置としての神保町を再考する」が催された。 日本の言論システムの根源を1930年代の膨大な資料から考える大澤初の単著『批評メデ… 続きを読む
荒木優太さんによる記事一覧
ハイブリッド・リーディングは読書の未来?
2014年6月3日posted by 荒木優太
2014年5月24・25日に日本記号学会の第34回大会が東京大学駒場キャンパスにて行なわれた。特集は「ハイブリッド・リーディング――紙と電子の融合がもたらす〈新しい文字学〉の地平」。日本のブックデザインを牽引してきた杉浦… 続きを読む
自費出版本をAmazonで69冊売ってみた
2014年3月4日posted by 荒木優太
2013年2月20日に自費出版した文学研究書『小林多喜二と埴谷雄高』(ブイツーソリューション、文庫、税込840円)をAmazonで発売してから、一年経った。「マガジン航」でもその出版事情について書かせてもらったが(この記… 続きを読む
カネよりも自分が大事なんて言わせない
2013年6月17日posted by 荒木優太
山本芳明の『カネと文学――日本近代文学の経済史』(新潮選書)は、経済=市場の観点、具体的に言えば原稿料の増減や出版景気の変化などを例にして、日本近代文学者とカネの関係を歴史的に辿ることで、教科書的な文学史からは見えなかっ… 続きを読む
在野研究の仕方――「しか(た)ない」?
2013年4月3日posted by 荒木優太
在野研究者を名乗り始めてから二年が過ぎた。「在野」というのは大学機関に属していないというくらいの意味合いであるが、大学院博士前期課程(修士課程)を修了以後、私は近代文学を専門とする自分の研究成果はweb上、つまり電子書籍… 続きを読む