荒木優太さんによる記事一覧

大学は《自由》だから息苦しい

2015年7月15日
posted by 荒木優太

なんとも溜息の出る本を読んでしまった。 近代日本文学を専門とする名古屋大学准教授の日比嘉高『いま、大学で何が起こっているのか』(ひつじ書房、2015・5)は、文部科学省を中心に大学改革の名で現在唱えられている、文学部の縮… 続きを読む

『批評メディア論』から考える三つの〈com〉

2015年4月6日
posted by 荒木優太

3月27日、東京堂書店にて、大澤聡と山本貴光の対談イベント「言葉が紡いだニッポンの批評空間――装置としての神保町を再考する」が催された。 日本の言論システムの根源を1930年代の膨大な資料から考える大澤初の単著『批評メデ… 続きを読む

ハイブリッド・リーディングは読書の未来?

2014年6月3日
posted by 荒木優太

2014年5月24・25日に日本記号学会の第34回大会が東京大学駒場キャンパスにて行なわれた。特集は「ハイブリッド・リーディング――紙と電子の融合がもたらす〈新しい文字学〉の地平」。日本のブックデザインを牽引してきた杉浦… 続きを読む

自費出版本をAmazonで69冊売ってみた

2014年3月4日
posted by 荒木優太

2013年2月20日に自費出版した文学研究書『小林多喜二と埴谷雄高』(ブイツーソリューション、文庫、税込840円)をAmazonで発売してから、一年経った。「マガジン航」でもその出版事情について書かせてもらったが(この記… 続きを読む

カネよりも自分が大事なんて言わせない

2013年6月17日
posted by 荒木優太

山本芳明の『カネと文学――日本近代文学の経済史』(新潮選書)は、経済=市場の観点、具体的に言えば原稿料の増減や出版景気の変化などを例にして、日本近代文学者とカネの関係を歴史的に辿ることで、教科書的な文学史からは見えなかっ… 続きを読む