『マガジン航』編集長の仲俣です。今日から『マガジン航』を一般公開します。本の未来をさぐる、ささやかな航海の始まりです。
今年7月の東京国際ブックフェアから、発行元であるボイジャーと創刊準備をはじめ、ここ数ヶ月の間にコンテンツを少しずつ蓄積してきました(創刊日より早い日付の記事があるのはそのためです)。
いま世界中で、電子出版をめぐる状況は急速に変化しています。『マガジン航』では最新のニュースを追うだけでなく、すでに雑誌やブログに発表されている論考や意見からも、多くの人が共有することに意味があるものを転載していきます。もちろん、本や出版をめぐる国内外の動向も積極的に紹介していきます。
日本とアメリカでこれまでボイジャー社が蓄積してきた経験と、インターネットや電子書籍の世界、紙の本の出版や図書館界で起きている新しい動きが結びつく場となるよう、『マガジン航』は読者からの情報提供や寄稿、その他の協力を歓迎します。
■ボイジャーのプレスリリースはこちら
執筆者紹介
- フリー編集者、文筆家。「シティロード」「ワイアード日本版(1994年創刊の第一期)」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、2009年にボイジャーと「本と出版の未来」を取材し報告するウェブ雑誌「マガジン航」を創刊。2015年より編集発行人となる。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、共編著『ブックビジネス2.0』(実業之日本社)、『編集進化論』(フィルムアート社)ほか。
最近投稿された記事
- 2023.10.22Editor's Note軽出版者宣言
- 2023.06.02往復書簡:創作と批評と編集のあいだで暗闇のなかの小さな希望
- 2023.04.06往復書簡:創作と批評と編集のあいだで魂のことをする
- 2022.09.24往復書簡:創作と批評と編集のあいだで様式によって動き出すものがある