村上春樹の4年ぶりの長編(新潮社によれば「7年ぶりの本格長編」)『騎士団長殺し』が2月24日に発売された。当日は各地の書店で深夜零時からの発売に向けたカウントダウンや読書会など、さまざまなイベントが行われた。 私も都内の… 続きを読む
連載「月のはじめに考える-Editor’s Note」
「マガジン航」編集発行人が、毎月はじめにそのときどきの話題について解説する連載コラムを開始しました。
本屋とローカリティと切実さと
2017年2月1日posted by 仲俣暁生
出版科学研究所の調査による「2016年出版物発行・販売概況」が『出版月報』1月号に掲載され、書籍市場・雑誌市場・電子出版市場(電子書籍、電子雑誌、電子コミックの三分野)の現況が明らかになった。 同調査によれば、2016年… 続きを読む
「読む」「書く」「編む」の未来
2017年1月4日posted by 仲俣暁生
新年あけましておめでとうございます。おかげさまで「マガジン航」は今年で創刊から8年目を迎えます。本の未来を模索するささやかなメディアをここまで長く続けられたのも、寄稿者および読者の皆様のおかげです。あらためてこの場を借り… 続きを読む
「作家」を育てるのは誰か?
2016年12月1日posted by 仲俣暁生
先月は「読書」についての話題だったので、今月は本を「書く」側の話をしようと思う。まず、先日に記者会見が行われたばかりの、日本独立作家同盟による「NovelJam」という試みについて触れたい。 作家と編集者がタッグを組み、… 続きを読む
〈文庫〉の思想と「読書運動」
2016年11月1日posted by 仲俣暁生
このところ興味深い「読書論」の本を続けて読んだ。いずれも「読書の秋」に向けて出版された本だと思うが、これらを手がかりに今回は読書について考察してみたい。 そもそもなぜ、秋は「読書」の季節なのか。秋分を過ぎて日が短くなり、… 続きを読む