アメリカの(それに準じてヨーロッパでも)本は往々にして分厚くて重い。満員電車に揺られながらコンパクトな文庫本で読書をする必要がないし(ちなみに欧米人がいちばん本を読むのはバケーションの時、つまり夏)、一方で、何でもあくせ… 続きを読む
大原ケイさんによる記事一覧
グーグルはまだ電子図書館の夢を見ている
2011年8月31日posted by 大原ケイ
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということなのだろうが、去年はあれだけ「電子書籍元年」と持ち上げて、ニュースにもならない情報に一喜一憂していた日本のマスコミで、最近とんと「グーグル・ブックス」、つまりグーグルの電子書籍に対す… 続きを読む
「ガジェット」ではなく「サービス」を
2011年8月18日posted by 大原ケイ
先月、一時帰国したときに、とある電化製品の量販店に足を踏み入れて、はたと気づいたことがあった。それはやっぱり日本では電子書籍が何であるかが根本的に誤解されているのではないかという懸念だ。何かが違う……。この違和感がどこか… 続きを読む
ハリポタもEブック化で著者直販へ
2011年7月17日posted by 大原ケイ
英米の英語圏では、とりあえずどんな本であれ、Eブックもあるのが普通になっているが、今まで全くEブック版がなかったベストセラーがJ・K・ローリングの『ハリー・ポッター』シリーズだ。 シリーズ最終巻から早4年、最後の映画が公… 続きを読む
米国ブックエキスポ2011で見えた新しい動き
2011年6月7日posted by 大原ケイ
ブックフェアと言えば、世界中から編集者と版権担当者が集まり、30分ごとに区切られたミーティングをやって、久しぶり、と挨拶を交わし、その国の出版事情をやりとりした後、業界のウワサ話にしばし興じ、そしてタイトルカタログを見な… 続きを読む