11月11日(ポッキーの日)、かねてより見物したいと思っていた「文学フリマ」に参加した。おのぼりさん感覚、文化祭感覚、そしてかつて開いていた僕の本屋「フィクショネス」感覚を、存分に味わうことができた。誘っていただいた破船… 続きを読む
藤谷 治さんによる記事一覧
「世界に向けた言葉」
2023年6月12日posted by 藤谷 治
最終信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 仲俣さんの手紙を受け取って、僕はこの三十通以上ある往復書簡のところどころを拾い読みしてみました。 この数年間に私たちに起こった最大の「事件」は、いうまでもなく我々自身の老いです… 続きを読む
棺を蓋うて事定まる
2023年4月10日posted by 藤谷 治
第37信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 二人の偉大な日本人芸術家が、ともに三月のうちに亡くなったというのは、僕にとっても思うところの多い出来事でした。三日に大江健三郎氏が亡くなったと報道され、その死と業績について思… 続きを読む
小説の”古層”へ
2022年11月28日posted by 藤谷 治
第35信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 10月半ばの僕のフェイスブックの記事に、仲俣さんが恐らくは何の気なしに「時代小説なんてどうですか」と書いた、その一言に自分でも驚くほど触発されて、今の僕は平将門についてあれこ… 続きを読む
新しい野蛮状態の先へ
2022年8月18日posted by 藤谷 治
第33信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 降れば水害、照れば灼熱という日本の夏を、青息吐息というほどではないにせよ、息苦しく暮らしているうちに、広い社会では恐ろしい出来事が次々に起こりました。七月には元首相が選挙の応… 続きを読む